もう使わない物だと頭で分かっていても、「いつか使えるかも」「たくさんあると安心」「とりあえず持っておこう」と思うと捨てられなくなることってありますよね。
ではどうやったら捨てられるようになるのでしょう。
ミニマルに暮らすには、今の自分にはどのくらい物が必要なのかをまずは知っておくことが大切です。
「期限を決める」「数を決める」「収納エリアを決める」といった3つの捨てる基準で、必要最小限のものしか持たない暮らしを始めてみませんか。
ミニマリストの捨てる基準① 期限を決める
「いつか使えるかも」といった物は、期限を設けることで捨られるようになります。
食品やお薬などには消費期限というものがあるから捨て時が分かりますが、それ以外の物の捨て時は決まっていないからいつまでも持ち続けることができてしまいます。
それならば、「1年以上使わなければ捨てる」というように、自分の持ち物の消費期限をあらかじめ決めてしまえば、不要な物を捨てる決断がつきやすくなるはず。
タイミングを決めると、自然と捨てられるようになります。
● 衣替えのタイミングで、一年以上着なかった服は捨てる
● 新しい物を買ったタイミングで、古い方は捨てる
● 年末のタイミングで、年賀状・はがき・名刺・領収書などの古い紙類は断捨離する
● 捨てるか迷うものは一箇所にまとめておき、その中で使わないまま1年経った物は捨てる
ミニマリストの捨てる基準② 持つ数を決める
たくさんある物は、持つ数を決めると必要以上の物を捨てることができます。
同じものが何個もあったり、ストックがたくさんあって数が多くても、なかなか使いきれるものではありませんよね。
必要以上に持たないためには ”持ち物の数を決める"。それが目安になります。
ストックの場合、1ヶ月に何個あれば足りるか計算すると、2人暮らしなら1個くらいあれば足りそうなので、基本的にはストックは1個と決めています。
困らないだけの数の目安を知っていれば、それに合わせて持てば良いだけなので、余計な物を持たずに済んで経済的。
すでにストックがたくさんある場合は、必要な個数まで買わないようにして減らしていけば、収納スペースに余裕が生まれます。
同じような物がたくさんある場合は、「1ヶ月にどのくらい使っている?」「洗い替えも考えたら何個必要?」「すぐに買い足せるもの?」といったように、何個あれば困らないか計算して、必要以上ある物は手放すといいです。
● ストック 1個
● バスタオルは10枚、バスマットは2枚
● シーツ 2枚、カバー 2枚
● 傘 1人1本
我が家では、こんな感じに決めています。
タオル
2人暮らしで、バスタオルは1回使ったら洗っています。
1日2枚使ったとして、洗濯の間隔が空いたときの予備を含め10枚。
バスマットは、洗い替えを考えて2枚にしました。
シーツ・カバー
我が家のベッドシーツ・布団カバー・枕カバー・ベッドパッドは、週に一回すべて交換。
もし1枚しかなかったら洗って乾くまで待たないといけないので、それぞれ2枚ずつ持つことにしました。
傘
長傘は、基本的には1人1本。
その他、私は日傘を1本、夫は折り畳み傘を1本持っています。
ミニマリストの捨てる基準③ 収納エリアを決める
増え続ける「とりあえずとっておこう」といった物は、収納エリアを決めて、これ以上は持たないと決めるのも一つの手。
何個持つと決められなくても、「ここに収まる分だけ」とさえ決められたら、それが一つの目安になります。
● 本棚の本や雑誌
● 食器棚の食器
● 思い出の品
● クローゼットの衣類
● ジュエリー
● 文房具
● おもちゃ
● 趣味のもの
空いているスペースがあると、「とりあえず置いておこう」という気持ちになって余計な物を残してしまいがち。
一旦、不要なものを間引いて整理できたら、それが入る程度のかごや引き出しに収納し、それをキープできるようにします。
そこから物が溢れそうになったら、それが物を減らすタイミング。
入り切るまで物を減らせば、一定以上増えることはありません。
捨てないことのデメリット
長く持ち続けることは良いことばかりではありません。
● 品質の劣化
● 良質な新商品がある
● 収納スペースの無駄
● すでに好みが変わっている
物が簡単に手に入る時代だからこそ、自分に必要な物を取捨選択しないと抱えきれなくなってしまいます。
ライフスタイルも好みも変化するものだから、これ以上は持たないという自分なりの基準を作っておくのがおすすめです。
ミニマルに暮らすには、自分にはどれだけ必要かを知っておく。
それだけで充分だと思います。
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