今はシンプルな暮らしを楽しめるようになりましたが、子供の頃はそうではありませんでした。
実家は物で溢れ、置ける場所があればそこが置き場所。
本来ダイニングルームだったところは物置となり、タンスに入りきらない服はその辺にあり、テーブルの上は調味料や郵便物が広がり、押し入れは開けてはいけない(開けると怒られる)場所でした。
私がいつから片付けにはまったのかは、はっきり思い出せませんが、友達が家に遊びに来れる場所を作りたくて、片付けだしたことが始まりだったような気がします。
片付いた部屋は、いつもの自分の家ではないように見えて。
そこで音楽をかけて寛ぐと、幸せな気分でした。
それからは、どこかターゲットを決めては片付けるということが楽しくなって…。
家族は面倒くさがりで誰も整理しようとしないので、自分なりのやりやすい方法で片付けるようになっていました。
私のお片付けの方法は、3ステップ。
片付けの手順 3ステップ
【片付けの手順 1】あるべき場所へ持っていく
どの場所から始めてもいいので、カゴを持って家中をまわり、そこでは使わないものを回収してまわる。
頭の中ではバスの停留所をイメージしながら、「キッチン」「リビング」「洋服タンス」「押入れ」「本棚」・・・みたいな感じに、カゴの中の物があるべき場所にきたら降ろしていきます。
調味料は、冷蔵庫に。
紙は、本棚に。
服は、クローゼットに。
出しっ放しの家電は、物置に。
たとえ、そこに入りきらなくても溢れてもいいから、まずはあるべき場所に戻す。
コツは、深く考えないで、客観的になること。
【片付けの手順 2】その場所に入りきるまで減らす
その場に入りきらななくて物が溢れていると、邪魔だなーと思いますよね。
その心理を利用して、きちんと入りきることを目標に、物を減らしていきます。
まずは、誰も使っていない物、あっても絶対使わない物から、間引いていく感じで。
昔見たテレビで、スーパーでは早く在庫処分したいものを邪魔陳といって、あえて通路の真ん中にワゴンに入れて置いておくのだそうです。
その真似をして、整理したいものを、あえて見えるような置き方にしていました。
そのように目にする機会を増やすと、とりあえず仕舞い込んでいた物でも捨てられるようになりました。
【片付けの手順 3】捨てられないものは一箇所にまとめる
「使っているもの」「いらないもの」の判断は簡単につくけど、「使わないけど捨てられないもの」が一番多くてやっかいですよね。
「捨てられないもの」をどうしようかずっと迷っていても、捨てない理由を探してみたりして時間だけが過着てしまうから、とりあえず空いているボックスにまとめておくといいです。
物は使われるために生まれてきたのだから、使ってこそ価値があります。
使える物は、とりあえず一度使ってみる。
売れる物は、リサイクルショップに売る。
それ以外のものは、朝のごみ出しの前に1日1回、必ず箱の中をのぞいて、「いらないもの第1位」を手放していきます。
そうやって、捨てられないものの全体量を減らしていく。
良い思い出のもの、いい気持ちになるものは無理に捨てないようにして、これ以上減らないところまでいったら、思い出ボックスとして残すことにしました。
片付いた状態をキープする 3つのコツ
片付けを後回しにしない
あとで片付けようと仮置場を作っても、楽できるなら楽したいもので「明日やろう」「あさってにしよう」・・・と先延ばしになってしまいがち。
以前は、郵便物や領収書の仮置き場を作って、1週間くらい後にまとめて整理してた時もありましたが、一度後回しにするとどんどん溜まってしまい、私の場合はうまくいきませんでした。
片付けは溜めないことが一番楽な方法だと分かってからは、仮置き場を作らずに、すぐ整理して終わらせることにしています。
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同じ種類のものは一箇所にまとめる
クローゼットなら、トップス・ボトムス・アウターというようにエリア分けしていると、持っている枚数が分かりやすく、同じようなものを買う事が減ります。
ストックなら、一箇所にまとめることで、そこだけ見れば買い足す必要があるのか分かりやすくなります。
同じ種類というのは、自分がわかりやすい分け方であればそれでok。
最初はおおざっぱでいいので、同じ種類別に収納する習慣をつくっておくと、整理整頓しやすくなってくると思います。
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定位置を決めたら、そこに入る分しか持たない
定位置を決めて一旦整理したら、そこから物が溢れそうになるたびに、不要な物が入ってないか見直すことにしています。
数が少ないほど、使う頻度も増えるので、愛着が持てるようになります。
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