ウールのコートを自宅で洗濯する方法｜洗い方の手順とコツ

ウール100%のコートは、自分で洗うのが怖くて、以前はクリーニングによく出していました。

でも、衣替えの時期におしゃれ着と一緒にクリーニングに出すとお金がかかるので、いつ出そうか悩んでいるうちに、1年以上経ってしまうこともしばしばありました。

そこで、試しに自宅の洗濯機で洗ってみたら、案外簡単にきれいに洗えることがわかりました。

自宅で洗濯できると、好きなタイミングで洗えて便利なので、最近はほとんどクリーニングに出さなくなりました。

きれいな水で洗濯機が洗ってくれる様子を見るのも気持ちが良いです。

ここでは、私が自宅で実践しているウールのコートの洗濯方法と手順、コツなどをご紹介します。

ただし、コートによっては型崩れや縮み、色落ちなどのリスクもありますので、絶対失敗したくないという方は、無理せずクリーニングに出してくださいね。

ウールコートを自宅で洗濯する手順

冬の間よく着ていたコート。

3万円弱で買ったウール100%のダッフルコートです。

一見綺麗に見えますが、よく見ると袖口や肘にうっすら黒っぽい汚れが付いていました。

年に1回はきれいに洗って、長持ちさせたいですよね。

洗濯表示タグを見ると、ウールを使っているため洗濯不可という表示でしたが、去年も別のウールコートをダメもとで洗ってみたら上手くいったので、今回も自宅で洗ってみることにしました。

手順は、以下の8つです。

コートのボタンをすべて留める

ポケットの中を空にし、コートのボタンをすべて留めて、形が崩れないようにします。

服を裏返してたたむ

ボタンや装飾パーツが洗濯中に引っかかったりしないように裏返します。

シワにならないように、コートの縫い合わせに沿ってたたんでおきます。

網目の細かい洗濯ネットを使う

近所のホームセンターで、コートが入るくらいの大きさの洗濯ネットを買いました。

ウールは擦れるとフエルト状になって縮んでしまうので、生地が動かないように洗濯ネットを使用。

洗濯ネットの中でも衣類が動かないように、できるだけぴったりサイズを選ぶと良いです。

縮みやシワ、色落ちを防いでくれるので、おしゃれ着やコートには洗濯ネットが必須です。

洗濯機の弱水流コースを選ぶ

洗濯機の「手洗い」「ドライ」「おうちクリーニング」といった衣類をやさしく洗うコースで洗濯。

洗濯機でも揺らしながらやさしく上手に洗ってくれるので、手洗いが面倒な私は洗濯機に任せています。

おしゃれ着専用の中性洗剤を使う

エマールやアクロンなど、ウールも洗えるおしゃれ着専用の中性洗剤で洗濯します。

ecostore デリケート＆ウールウォッシュ ユーカリ 500mL

ウールのコートのお洗濯には、エコストアのおしゃれ着用洗剤を使用しました。

柔軟剤は使っていません。

水で洗う

色の濃い服は温水で洗うと色が落ちやすいので、真水で。

ウールも縮まないように真水で洗濯します。

脱水時間は1分程度

完全に脱水するとシワになるので、脱水時間は1分程度に。

水分を少し含んだ状態で干すと、シワになりにくいです。

形を整えてから干す

洗濯が完了したらすぐに取り出します。

ミシン目を軽く引っ張るような感じでシワを伸ばして、ハンガーで吊るして干すと、そのままの形で乾きます。

できるだけ着ている時と同じ形で干せば立体的にきれいに仕上がります。

フードの裏やポケットの部分は乾きにくいので、真夏に外で陰干しすると早く乾いていいかもしれませんね。

マワハンガー ボディーフォーム

私が干すときに使っているのはマワハンガー。

肩の先端が太めのボディーフォームは立体的に形をキープし、ノンスリップ加工でずり落ちないので使いやすいです。

洗濯完了後は、明らかに白くなったと思います。

袖や肘にうっすら付いていた黒い汚れも綺麗になっていました。

型崩れもなく、本当に洗濯したの？と思えるくらい上手に洗濯できました☺️

まとめ

ウールのコートを自宅で洗濯する手順と方法をご紹介しました。

参考になりましたら嬉しいです。